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  • 4.00

    ホラー並みに怖かった

    hannoh

    面白かった!実は祖筋もチェックせずにいきなり見始めましたが、安心の役者陣だし是枝監督だし、ま、大丈夫だろ、と思ってみたら、案の定の素晴らしい出来。親戚やら親とのやりとりでちょこっと感じたり体験した嫌な感じ、そして違和感を、もう2時間弱に煮しめたような濃厚な家族ドラマ。わが身を顧みる瞬間ももちろん多々ありました。背中が寒くなるような心底恐ろしい場面では、そこにかぶさる超ほんわかした音楽が相乗効果となってもう、ホラーか!と思いました。

  • 4.00

    日本人の心の原風景を、さらりと描いたような作品。

    mst_game

    いい映画ですね。淡々としていて大きな事件が起こるのではないですが、日本人の心の原風景をさらりと描いたような作品でした。母親と娘の台所でのやりとり。父親と息子の不器用な会話。どこにでもいる家族たちの、何気ないやりとりの中で家族の抱える色々な問題を少しずつ浮き立たせる。もちろん、それらは劇的に解決するわけでなく映画は終わる。でも、人生ってそんなもんですよね。抱えた問題がすんなり解決するわけでなく、それに寄り添って生きていく。家族のあり方、いろいろ考えさせられます。うっとうしいけど、いとおしい。若輩の自分が言うのもおこがましいですが、それが家族というものかもしれません。年齢を重ねるほど、胸にしんわり染みてくる映画です。

  • 4.00

    しみじみといい映画

    勝沼悠

    亡くなった兄の命日に前夫と死別した妻と妻の連れ子とで帰省する男。姉家族も帰省していて、実家での一日が過ぎていく。  実家に「こんにちは」って入って「何言ってんの」って母ちゃんに言われるとか、ものすごい量の実家あるある。 そんな日常の中にひっそりと、子どもに先立たれた両親のやり場のない怒りとか、未亡人と結婚したことへの反発とか、人間の毒が見え隠れする。でもその毒を見ても彼らが嫌な人に見えない。人ってそういうもんだよなぁと思う。死という無情にどこか心を乱されて生きている存在なのだと思う。 ゴンチチの音楽もいい。しみじみといい映画です。

  • 4.00

    一見普通に見える家族にも…

    レブロン

    この映画はストーリーを追って起承転結があるのではなく、黙々と家族のありようを描いている。 観方によっては退屈極まりないが、なかなかに家族の微妙な機微を描いていて、そのあたりに注目すれば面白い映画だと思う。同じ家族を描いていても、山田洋次のようなカチッとした絆を描くのではなく、どちらかといえば、小津安二郎の描き方を思い出させる。兄の命日に里帰りする主人公(阿部寛)の家族。妻は再婚であり連れ子がいる。現在失業中ということもあり、どことなく居心地が悪く、元開業医の父(原田芳雄)がなんとなく煙たい。主人公の兄は医者としての跡取りの予定だったが、15年前事故で死亡。ドライな感じの姉の(YOU)の一かも里帰りしている。 出演者の中で印象深いのは樹木希林の母親。あたりさわりのない母親に見えて、亡くなった長男が助けた男性に対する態度など、なかなかに人間臭く、それ故に業の深さを感じる。考えてみれば、100%円満に好調な家族など殆どない。無事を装っていながらもなにかしら深刻な問題の一つや二つは抱えているのではないか。是枝監督はそういう家族の見せかけの平穏さの内側をさりげなくえぐる(といっても暴露するような感じではない)。 なかなか見ごたえがあり、考えさせられる映画だと思う。

  • 5.00

    エンターテイメントと言うよりは作品って感じの映画。

    Atussy Japan

    15年前に亡くなった長男の命日に長女と次男が家族を連れて実家に帰る話。日本の映画の奥深さに脱帽。家族一人一人がそれぞれの思い、本心、嫉妬、嫌悪感や劣等感などを抱きながらそれらにはあまり触れずにお互いと接しているその表にははっきりと出ない微妙で極々小さな心の動きが表現されていて感動した。何か歯痒くて何か淋しいお話。この映画、好きになる人と嫌いになる人が両極端に分かれると思います。微妙すぎる表現はこの映画の良さでもあるのですが人によっては何も起こらない退屈な映画に感じれるかも知れません。

  • 3.00

    リアルじゃないけどとってもリアル

    ザリカニ

    カンヌ受賞で監督がいろいろ紹介されているのをみて過去作品をみてみた。 映像、演出すべてがホントにリアル。向田邦子ドラマや古き良き日本映画、森田作品などと共通するテイストも感じられた。 ただ設定はありふれた家族とは少しかけ離れているかな。 個人的にはもう少し現在進行形のストーリーがほしかった。

  • 5.00

    夏の終わりの家族の再会、せつなく、心に沁みる、美しい日本映画

    ちゃんどの

    丘から見下ろす陽の差す風光明媚な街並。電車や海のみえる光景。緑の繁る石段。坂の上のよく陽のあたる墓地から、日傘差して降りる女性の姿。ひたすら美しい日本映画の絵柄。そんな自然に囲まれた美しい情景の中、再会した家族3代の夏の終りの2日間。夏の日に再会した家族の光景がごくごく自然に、こころにはいってくる。良多(阿部寛)は兄の命日のため、妻とその連れ子を連れ、久しぶりに帰郷。料理しながら良多たちを待つ、母(樹木希林)と、姉(YOU)の掛け合い。威厳を保ちたいのだが、いかにも老いて保ちきれない、元医師の父。丘から見降ろす街並み、青い海を背景とした、3代での墓参りシーンが、夏らしく、美しく、なんともいとおしく、心に刻み込まれる景観だ。そしてこの映画は、この再会を回顧しつつ、数年後に、良多たちが再び墓参りをする、限りなく美しい、別の夏休みの日のシーンで、心に沁みいるような深い余韻を残しつつ、幕を閉じる。。。タイトルは挿入歌にひっかけてだけど、人生は代替えしながらも、延々と続いてゆく旅、ということかとおもう。いつの時代も、親たちは老い、子たちもやがて、親たちと同じように老いながら、懸命にそれぞれの人生を歩いてゆく。この映画、日本のどこか懐かしくも、せつなく美しい夏の終わりを背景に、家族ゆえのぎこちなさと、ほんのりとしたやさしさが、心にじ〜んと、まるで夏の終わりのセミの声のように、沁みてくるような気がしました。家族の景色を暖かな視線でみつめた一作。家族映画の、そして“日本の懐かしく美しい夏休みの情景”を描いた秀作とおもいます。陽光に恵まれた、とても懐かしい、夏休みの、2日間。「夏休み」のじんわりとくるような光景がたまらなかったです。。。いい日本映画をみたい、というかたにおススメです。星5つです。

  • 5.00

    是枝監督らしい作品です

    ウツウツ

    多分、この作品を退屈に感じる人は多いと思います。スローテンポとローアングルの連続。お盆の1泊2日に帰省した家族の物語。台詞のちょっとしたところに視線の先に動作の一つ一つにしっかりとした是枝監督の意図が感じられてアザトイ家族のお話にならないところが流石です★小津ワールドが理解できる方にはオススメします。過去の痛みは現在の生活にどう影響しているのか。家族のそれぞれの想いがあり、苦しみから立ち直ろうとたくましく生きる。東京タワーの樹木希林より全然いいです。少しアドリブがうるさいく感じてもそこは、ご愛嬌で。

  • 2.00

    なんて狭量な家族(笑)

    山根晋爾

    溺れた子供を助けた事で溺死した長男を誇りに思うことすらせず、何にも悪くないその溺れた子供を毎年命日に呼びつけては線香をあげさせ、『生きててすいません』と言わせて己の処理出来ない感情をぶつける卑しさ、見下げたもんです。これで我が子を失った親の苦しみを描いたつもりっぽいところが笑止千万。心の闇にしてはあまりに薄味過ぎてゲンナリする。姑としての底意地の悪さしかり、どこにでもある浅ましさでしか一家の話を描けないのが嫌だ。是非とも家族の中の『潔さ』を描ける監督が出てきて欲しい。ただ、タンタンストーリーにしては私は意外にも楽しめました。意地悪言われての夏川結衣の凍りついた笑顔なんて最高でした。これを観て『実家に帰ろう』って思った男はかなり能天気で、やっぱり感じなきゃいけないのは『実家に帰る時は絶対にカミさんの味方でいてあげよ』ってことでしょう。完全アウェーの中で気を遣いながら一日を過ごす鬱陶しさを理解するにはいい映画です。

  • 5.00

    キキキリンに拍手!

    マイヤ

    なんだよ、キキキリン。ずるいべ〜(;^_^A うますぎ。 いい題名だよ。にくいなぁ。 殺人事件というか、事故であってもね、大切に育てた子供が奪われる痛みはね、消えないよ。だから、お母さんの言葉は当然だと思います。 最近、そういう当たり前の感覚がバカみたいに扱われますが、痛みを背負うのは覚悟が必要だから、かな? 覚悟はしかし、なかなかつかないけども、人間生きようと思ったら、なんでもやれまっせ(^-^)ああ、日本の原風景がここにある(;_;)

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